地球外生命の存在する可能性が指摘される土星の衛星エンケラドゥス

地球外生命の存在する可能性が指摘される土星の衛星エンケラドゥス


以前に有機高分子の存在が発見されている土星の第2衛星であるエンケラドゥスで新たに有機化合物が検出されたのだそうで、地球外生命の存在する可能性が指摘されており、その表面が分厚い氷で覆われているエンケラドゥスの下には、核から放出される熱で温められた海水が眠る地下から間欠泉として窒素や酸素を含む化合物が放出されており、アミノ酸の成分となる有機化合物も検出されているそうです。

これらの成分は、生命の源と考えられる成分で、地球上でも生物を構成するアミノ酸の一部であるとされており、もしかしたら地球で見つかっている状況と似ている可能性があるのではないかとドイツの研究チームが推測しており、地球外生命が存在している条件が整っているのかもしれません。

実は土星探査機のカッシーニの調査が終了して、土星の大気圏に突入し、すでに燃え尽きているのだそうですが、それまでにかなりのデーターを収集し現在も分析が継続しているのだそうで、その過程でエンケラドゥスから放出される間欠泉について詳しく分かってきているようです。

地球外生命であれば極小の微生物でも存在すると考えられるので、時々宇宙人として話題になる知的生命体の存在、発見よりはかなり地球外生命の方が発見されるハードルが低そうです。

そういった意味でも、生命が発生する偶然の条件は重なれば地球外生命が誕生している可能性がありそうなので、そう遠くない将来にそれを発見する期待は高そうです。